ジャケットや歌詞などを紹介します。

「エディアカラのクリーチャー
　 Ediacaran Creature」

エディアカラのクリーチャー　Ediaｃaran Creature

　Ediaｃaran Creatureエデｲアカラの生き物たちは、絶滅して今はもう見られない動物たちです。彼らの多くの仲間は、現在の海洋で生きている刺胞（しほう）動物門に属するクラゲやポリプに近い種類とされています。エデｲアカラの生き物たちは、5億6千万年前頃に、南極以外の世界中の大陸から発見されています。ふわふわ浮いているクラゲのような種類や、海底でゆらゆらしているポリプが想像されています。太古をしのぶロマンあふれる歌につづってみました。作詞を補佐して下さったパトさんも参加されるエデｲアカラのクリ−チャ−に関する国際的な会合が、2006年の夏に開催予定だそうです。その会場でこの歌がご披露され、参加者の 皆様方が気に入って下さると嬉しいです。
　また、京大総合博物館の大野照文先生が、歌詞のチェックをして下さいました。そして、エディアカラの生き物たちは冷たい海に住んでいたことを御教示下さいました。

スカーレットメデューサ　Die-Hard Medusa
（”不老不死”のベニクラゲの歌）

　スカ−レットメデュ−サ（＝ベニクラゲ）は、多細胞動物の中では、唯一、若い体に瞬時にして戻れる不思議な生き物です。クラゲ体が傷ついたり、様々なストレス、例えば高温や低温、あるいは高塩分濃度や低塩分濃度などで生存に耐えられなくなると、若いポリプの姿にもどる、つまり、若返ります。若返りは、何度も繰り返しが可能なので、いわゆる“不老不死”です。ベニクラゲは、実在の“不老不死”の動物 なのです。
　 そのような神秘的な性質をもったベニクラゲは、人類の夢をかなえてくれる生き物ではないでしょうか！そんな夢多き思いを歌でつづってみました。 既に制作済みの「♪ベニクラゲ音頭」の３曲とともに、末永く歌って下さい。 ジャケットの図は、友人の高瀬徳良さんが描いた100号サイズの絵画の一部です。作曲は、当時、京都大学でイルカ・クジラの音声の研究している森阪匡通さんが、他には例がないような曲をとつくって下さいました。このCDの別の１曲である「♪エデｲアカラのクリ−チャ−」の太古のクラゲは、ベニクラゲの先祖かもしれませんね。

解説　久保田　信
イラスト　高瀬　徳良

エディアカラのクリーチャー
Ediaｃaran Creature

太古の昔の海の住民を歌いました。
英訳はパトリシア　リッチさんに見て頂きました。

エデｲアカラのクリ−チャ−　眠りから覚めた20世紀
石の中に潜み続けて　5億6千万年
君らは　エボル−ションの　貴い証人
ソフトなボデｲで　ふわふわ　ゆらゆら
いにしえの 冷水のクリ−チャ−
サイクロメデュ−サ、エオポルピタ、　
デｲキンソニア、プテリディニウム、コノメデュシテス
ミステリアスなボディの　君らの
オフスプリングは　どこの誰？

Ediacaran Creature　20th Century You wake up
560 million years You have been hidden in stones
You！　A striking witness for evolution
In the form of Your soft body　Fuwa Fuwa Yura Yura　
Old Creature bathed in cold waters
Cyclomedusa、Eoporpita、
Dickinsonia、Pteridinium、Conomedusites
You、Your mysterious body、You！
Where is Your Offspring? Who are They?

スカーレットメデューサ　Die-Hard Medusa
（”不老不死”のベニクラゲの歌）

その名の通り不老不死のベニクラゲの歌です。
作曲は、当時、京都大学でイルカ・クジラの音声の研究をされていた森阪匡通さんです。

君だけが　永遠（とわ）を知っている
人が抱く　夢と希望の具現者よ
海の底に潜む　小さな紅い花よ
君には　悩みさえ　溶け去ってしまう

君は　老いを知らない
重傷（きず）を負っても　死にはしない
若返れるんだね　身も心も　みずみずしく若く
透明な体（ボデｲ）は　紅い小さな花園に

カップリングを憧れて　単独浮遊の君
流され漂ようたって　何度でもやり直すさ
不死身の体（ボデｲ）は　何度でも蘇るさ
無限の私が　誕生する

どれほどの時を　重ねてきただろか
君は　永遠（とわ）の　世界変転の生き証人
カップリングしても　単独で漂流しても
世界の終わりまで　生き続ける

スカ−レットメデュ−サ